【実は時代遅れかも!?】FPが考える、お金の常識今と昔

今まで当たり前だと思っていた「お金の常識」実はもう時代遅れかもしれません。
その時代ごとにお金の当たり前は刻一刻と変わっていくので、定期的にアップデートしていくことが大切です!

そこで、この記事では今と昔で変わったお金の常識を5つまとめていきます。

あなたの常識が今の時代にあっているか確認してみてくださいね♪

目次

住宅ローン

1つ目は住宅を購入する際にほとんどの方が組まれる住宅ローン。

その中でも頭金と繰上げ返済について今と昔を比べていきます。

頭金

昔:できるだけ多く
今:家計状況に応じて

住宅ローンの頭金については、昔はできるだけ多くの頭金を入れることが常識でした。

なぜなら当時は今よりも住宅ローンの金利が高く、借入金額を増やすと利息がかさんでしまうためです。

そのため、頭金をできるだけ多くして借入金額を減らすことが重要とされていました。

しかし現在では超低金利のため ” 住宅ローンの金利<運用による利回り ” となり、資産運用に抵抗がない場合は頭金にせず運用したほうが有利となることもあります。

とはいえ、頭金を多く入れた方が返済期間が短く済むなどの精神的なメリットもあるため、家計状況に応じて判断しましょう。

繰上げ返済

昔:繰上げ返済は効果大
今:控除期間中は要検討

昔はいかに利息の支払いを減らすかが重要だったので、繰上げ返済はすればするほど効果がありました。

一方、現在では住宅ローン控除(1%)の方が借入金利より高いケースがあります。

その場合には控除期間の10年間はあえて繰上げ返済しない方が有利です。
(上級者はその分運用で増やすことも…!)

保険

保険についても今と昔で大きく変わった点が2つあります。

それが、貯蓄型保険と医療保険についてです。

入っておけば安心!という時代でもなくなったので、詳しくみていきます。

貯蓄型保険

昔:貯蓄型保険は「お宝保険」
今:貯蓄と保険は分けるべき

昔(ざっくり20年以上前)なら貯蓄型保険にとっては良い時期でした。

1999年3月までに加入した終身保険の予定利率は2.75%、バブル期ならなんと6%という超高金利!

しかし現在の予定利率は0.25%ほど、、ほとんど貯蓄機能はありません。

ですので、保険は保険、貯蓄は貯蓄とはっきり分けるべきでしょう。

医療保険

昔:更新型は割高なので終身型にする
今:割安で見直しがしやすい更新型が良い

昔は老後の費用負担を減らすために、終身型保険にして保険料は60歳払い済みなどにするのが一般的でした。

現在では医療技術の進歩に合わせて(入院日数の短縮、日帰り手術等)、最適な内容の保険を選ぶことを心がけましょう。

貯金

日本人は貯金が大好きと言われていますが、ここにも今と昔で大きく変わった点があります。

貯金だけしていれば安泰という考えは危ないかも、、。

昔:とにかく貯金!!!
今:貯金だけではダメ

昔は銀行にお金を預けてさえいれば勝手にお金が増えていきました。

郵貯の定期預金(半年複利10年満期)なら、10年預けておくだけでなんと元本2倍以上に!

100,000円預入→10年後219,112円

現在では、100,000円を預け入れても利息は利率が高いあおぞら銀行でも200円、メガバンクに至っては2円、、

ATMの時間外手数料だけで消えてしまう金額です。

働き方

昔:大企業なら定年まで安心
今:大企業でも破綻する

昔なら大企業に入れば生涯安泰!

同じ会社で定年まで働けば、段々と給料が上がり、会社のポジションも上がっていきました。

しかし現在では終身雇用は崩壊、年功序列の給与体系もなくなりつつあ理ます。(昔ほどではない)

転職でスキルアップを考えたり、副業で収入を増やそうとする若者が増加しています。

老後資金

昔:退職金と年金で安泰
今:退職金と年金だけでは厳しい

昔であれば、公的年金+会社によっては企業年金があり、働いて年金を納めていればある程度の老後生活ができました。

しかし現在では、公的年金だけでは不足する可能性があるため、国はNISAやiDeCoなど、個人の資産運用を推奨しています。

まとめ:今後どうしていくべき?

その時代によって最適解は異なります。

貯金の利率はもとより、保険でも加入したタイミングでお得にも損にもなります。
またご家庭の状況によっても、選ぶべき保険や運用商品が異なります。

今はネットで便利に情報が得られますが、その情報自体がいつのものなのか、また参考にするにしても、自分の家庭にあったものなのかよく吟味することが大切だと思います。

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